台湾・桃園国際空港(TPE)ターミナル2でのABTCカード利用レポート【入国・出国完全版】


はじめに

2025年12月に、台湾の桃園空港ターミナル2でABTCカードを使って入国・出国しました。

現地の案内表示は、「APEC」表記でした。朝8時前は一般レーン約100人に対し、ABTC(APEC)は待ちゼロで、約1分で出国できました。


この記事を書いた人

よしもと国際行政書士・社会保険労務士事務所 代表

行政書士・社会保険労務士

吉本 祐樹(Yuki Yoshimoto)


本記事では、桃園空港ターミナル2でのABTC利用の流れ、TWAC(台湾到着カード)の概要までまとめます。

入国時の流れ(桃園空港ターミナル2)

入国審査場でのABTCレーンの見分け方(看板をよく見る)

入国審査フロアの一番右側(審査ブース上部)に、「外交(Diplomat)/公務(Official)/航員(Crew)」と表示されたゲート(小屋の前のゲート)があります。ここは、外交官等の専用レーンです。

その1つ左のレーンは、常客証(年3回以上の台湾入国歴があり、事前登録済みの方)を持つ方向けのレーンになっていました。

日によっては、この常客証のレーンの電光掲示板に「APEC」と表示されているときもあり、ABTCカードでも利用可能な日がありました。

さらにその左隣が、ABTCレーンとして案内されており、ABTCレーンへ向かう誘導通路の手前に、緑色の案内板が出ていました。


案内板には「専用通道」「Priority Lane」「APEC」の表記があり、(※当日の表示は写真参照)その案内に沿って進むことで、ABTCレーンを利用できます。現地スタッフの方は立っていませんでしたが、そのまま進んでも問題ありませんでした。

入国審査の流れ(提示するもの)

ABTCレーンに着いたら、そのまま入国審査官へ

・パスポート

・搭乗券

・ABTCカードを表示したスマホ画面

を提示して入国審査を受けます。

顔写真と両人差し指の指紋をチェックがありましたが、TWAC(台湾入国カード)の提示は求められませんでした。

私が入国したときは、前に誰もおらず、約1分程度で入国完了しました。

※優先レーンは原則「ABTCカード保有者本人のみ」が前提です。同伴者は利用することができません。

誘導スタッフがいる場合

誘導通路の前にスタッフの方がいる場合は、ABTCのスマホ画面を見せる → 対象レーンを指示されるという流れでした。

「どっちのレーンか分からない」場合は、スタッフの方にABTCのスマホ画面を見せて、案内してもらうのが一番スムーズだと感じています。

スタッフがいない場合

時間帯によっては、レーン誘導スタッフがいない場合もあり得ます。

その場合は、基本的に 現地の表示(APEC等の看板表示)に従って該当レーンへ進む形で問題ないケースが多いと思われます。

不安がある場合は、近くのスタッフを探して確認すると確実です。見当たらない場合は、一般レーンを使用するのがよいでしょう。

TWAC(台湾アライバルカード)の事前登録について

台湾では、2025年10月から紙の入国カードに代わり、オンラインの台湾アライバルカード「Taiwan Arrival Card(TWAC)」に切り替わっています。

TWACは無料
で、到着の3日前以内にオンラインで提出する案内になっています。

登録完了後は確認メールが届きますが、入国時に提出は不要です。

しかし、念のためスクリーンショットやメールを残しておくと安心です。

TWACの登録が完了していないと、入国審査前にスマホ等で登録が必要になるため、時間をロスしていまいます。事前に登録しておきましょう。

台湾への食品の持ち込みに関する注意点

台湾は食品などの持ち込みに関する規制がかなり厳しいため、現地で食べるために持ち込もうとしても、入国前に処分を求められる場合があります。

出発前に最新情報を確認することをおすすめします。

出国時の流れ(桃園空港ターミナル2)

出国フロア中央左側のABTC優先レーン → 専用の保安検査 → ABTC専用出国審査

出国フロアの中央付近に、一般用の出国レーンがあります。

その上部の電子看板には、ABTC専用レーンの案内が頻繁に表示されます。緑色で「APEC」「優先通道」「Priority(左側)」などと表示されるため、すぐに判別できます。

また、フロアのいたるところに優先通道の案内板が出ています。

表示に従って少し左側へ移動すると、ABTC専用の優先レーンがあります。優先レーンを利用対象者の案内もありました(写真参照)。入口前にはスタッフの方が立っているので、ABTCカードのスマホ画面・パスポート・搭乗券を提示して通してもらいます。

優先レーンを通った先には、一般とは別の専用保安検査場があり、ABTC利用者はここを使用できます。

さらに進むと出国審査(イミグレーション)のカウンターがあり、レーン上部に「APEC」と表示された専用レーンが用意されています。そのレーンに並びましょう。

審査台は5台程度ありますが、すべての台に常に審査官がいるわけではないため、審査官がいるレーンに並びます。

出国審査フロアの左側にABTC専用レーンが設置されています。

一般レーンとの比較

出国時、私が利用した12月の朝8時前は、一般レーンで約100人並んでいました。

一方で、ABTC(APEC)レーン側はだれも利用していませんでした。

台湾・桃園空港ターミナル2利用の感想

台湾の桃園空港ターミナル2は、入国・出国ともにABTC専用レーン付近に「APEC」と明確に表示されており、誘導の看板も複数出ていました。そのため、初めてでも迷うことなく、とても分かりやすいと感じました。

看板表示をしっかり確認して進めば、迷うことはほとんどありません。

桃園空港T2でのABTC利用まとめ

項目内容
専用レーン位置(入国)入国審査ブース上部の表示で確認。右端が「Diplomat/Official/Crew」(外交・公務・航員)レーン、その1つ左が常客証レーン(ABTCカード保有者も利用できる時もある)。さらにその左隣がABTCレーン。誘導通路手前の緑の案内板(「専用通道」「Priority Lane」「APEC」表記)に沿って進む。
入国審査時間約1分(筆者体験)
台湾入国カード(TWAC)2025/10/1からオンライン化。到着3日前以内に提出用 (完了メールは提示を求められることはなかったが、念のためすぐ出せる状態にしておいた方がよい)
専用レーン位置(出国)出国フロア中央の一般レーン上部・電子看板に緑表示で「APEC」「優先通道」「Priority(左側)」の案内が出る。表示どおり左へ進むとABTC優先レーン入口があり、スタッフにパスポート・搭乗券・ABTC(スマホ画面)を提示して入場 → 専用保安検査 → その先の出国審査で「APEC」表示レーンを利用。
一般レーン比較出国時:朝8時前:一般 約100人/ABTC(APEC)0人(筆者体験)、同行者で一般レーンを利用した者からの情報によると、保安検査は15分程度かかったが、出国審査自体は10分程度かかったとのこと。

まとめ

桃園空港ターミナル2でABTCを使う際は、次の2点を押さえておくとよいかと思います。

・空港内の案内表示は、「APEC」表記になっている

・出国ゲート前の大型案内板や、専用ゲート付近にも「APEC」表示が出ているため、表示に沿って進めば分かりやすい

混雑時間帯ほど効果を実感しやすく、私が出国した朝8時前は一般レーンに約100人並んでいましたが、ABTC(APEC)レーンは利用者がいませんでした。結果として、1分程度で出国できました。

桃園空港ターミナル2は、ABTCカード保有者にとって動線が分かりやすく、非常に利用しやすい空港だと感じました。

また、出張先で毎回感じるのですが、台湾の方はみなさんとても親切で、困っているときには向こうから声をかけてくれることも多いです。レーンの場所や移動方法が分からない場合でも、スタッフの方に尋ねれば丁寧に教えていただけると思います。

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