インドネシア編|メダン・クアラナム国際空港でのABTCカード利用レポート


はじめに

今回は、インドネシア・メダン(Medan)のクアラナム国際空港(Kualanamu International Airport)で
ABTCカード(APECビジネストラベルカード)を利用して入出国しました。

メダンは北スマトラ州の中心都市で、自然に恵まれた地域です。

イスラム教徒が多数を占めるインドネシアの中でも、キリスト教徒が比較的多く暮らすエリアとして知られ、
街中では教会とモスクが共存する光景が見られます。

メダン・クアラナム空港は地方空港でありながら、ABTCカード専用レーンが設置されており、待ち時間数分程度でスムーズな手続きが可能でした。


この記事を書いた人

よしもと国際行政書士・社会保険労務士事務所 代表

行政書士・社会保険労務士

吉本 祐樹(Yuki Yoshimoto)


本記事では、インドネシア・メダンのクアラナム国際空港でのABTCカード(APECビジネストラベルカード)利用体験を、ABTCカードのユーザーでもある行政書士の視点からわかりやすく紹介します。

「地方空港でもABTCレーンは使えるのか?」

「インドネシアの電子税関申告(e-CD)は必要?」

「インドネシアではアライバルカードはいらない?」

そんな疑問を持つビジネス出張者・企業担当者の方向けに、実際の入出国の流れ、ABTC専用レーンの位置、e-CD登録方法、注意点を写真とともに詳しく解説しています。

ABTCカードを活用すれば、メダン・クアラナム空港でも待ち時間を大幅に短縮でき、出張の効率を高めることが可能です。

入国時の流れ インドネシア|メダン・クアラナム国際空港

到着後、入国審査エリアに進むと、一般の入国審査レーンと同じフロアの一番左側に「APEC 」と書かれたABTC専用レーンが設けられています。

レーンが分からない場合でも、空港スタッフにABTCカードを見せると、すぐに案内してもらえます。

審査は非常にスムーズで、他の優先レート共用で1つしか審査台がなかったため、5分ほど待ちましたが、入国審査自体は1~2分程度で入国できました。

提示書類:パスポート+ABTCカード

混雑する夕方の時間帯でしたが、ABTCレーンはほとんど並ぶことがなく、到着後すぐに入国審査を通過できるのは大きなメリットです。

出国時の流れ インドネシア|メダン・クアラナム国際空港

写真の右奥の通路を進んで国際・国内線共用の保安検査場へ向かいます。保安検査場にはABTCの優先レーンは設けられておりませんので、並ぶ必要があります。

保安検査を通過すると、他の空港のようにすぐに出国審査場があるわけではなく、ショップやレストラン等がある制限エリアに出てきます。

国際線の場合は、左側に進み、その先に小さな出国審査場があります。確か、審査の前に再度荷物検査もありました(専用保安検査場はありません)。

一般レーンと同じフロアにABTC用レーンが設置されています。ABTCと他の優先レーンが併用されていました。

ここでも、パスポートとABTCカードを提示するだけで、2〜3分程度で出国手続きが完了します。

インドネシア 電子税関申告(e-CD)について

インドネシアでは、2023年以降、紙の税関申告書は廃止されています。

入国前に「電子税関申告書(Electronic Customs Declaration:e-CD)」の登録が必要です。

e-CDの登録方法

公式サイト:https://ecd.beacukai.go.id/

入力可能時期:入国の3日前から入力可能

入力内容:氏名・パスポート番号・到着空港・便名・持ち込み物(食品・現金など)の有無

注意点:登録完了後、QRコードが発行されます。入国時に税関職員がQRコードをスキャンします。

提示はスマホ画面を見せて、QRコードをスキャンするだけなので1~2秒で完了し、紙の申告書は不要です。

ただし、空港のWi-Fiやネット接続状況が不安定な場合があるため、QRコードは事前にスクリーンショットまたは紙で保存しておくことをおすすめします。

インドネシア アライバルカードについて

以前はインドネシア入国時に「アライバルカード(Arrival Card)」の提出が必要でしたが、現在はこの制度は廃止されています

ただし、上記の電子税関申告(e-CD)は別制度ですので、必ず事前登録を行っておきましょう。

※急に制度が変更になる可能性がありますので、事前に公式のサイトで確認されることをおすすめします

インドネシア|メダン・クアラナム国際空港でのABTCカード利用の印象

・入国・出国ともに一番左側にABTC専用レーンが設置されています

・入出国の審査官はパスポート、ABTCカードを確認するだけで特別な質問はなし

・税関では事前にオンラインで登録したe-CDのQRコード提示が必要

・Wi-Fiが不安定なため、QRコードはオフラインでも表示できるように保存。

・空港は比較的コンパクトで動線も分かりやすく、ABTCカードのおかげで入国までスムーズに進みました

インドネシア|メダン・クアラナム国際空港でのABTCカード利用まとめ

項目内容
専用レーン位置(入国)一番左側「APEC 」表示あり、審査台は1つのみ
審査時間(入国)約1〜2分
専用レーン位置(出国)約2〜3分
審査時間(出国)約2〜3分
専用保安検査場出入国ともになし
電子税関申告(e-CD)必須。QRコード提示が必要
アライバルカード不要

まとめ

メダン・クアラナム国際空港では、地方空港ながらもABTC制度の運用がしっかりしており、非常に快適に入出国が可能でした。

電子税関申告(e-CD)を事前登録しておけば、到着から税関通過までわずか30分程度(荷物受け取りに少々時間がかかりました)で完了します。

インドネシアへの出張が多い方は、ABTCカードを活用することで時間とストレスを大幅に軽減できます。

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著者紹介

よしもと国際行政書士・社会保険労務士事務所
代表 行政書士・社会保険労務士 吉本 祐樹(Yuki Yoshimoto)

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