ワーホリの制度趣旨・採用時の注意点・必要手続き・正社員採用時の在留資格(就労ビザ)切替の流れを、行政書士・社労士が整理。チェックリストとFAQつき。

ワーキングホリデー(ワーホリ)とは?雇用時の注意点・必要手続き・正社員採用への切替ガイド

ワーキングホリデー(ワーホリ)とは


ワーホリ制度の趣旨

観光・文化交流を主目的とし、滞在費補助のための就労が付随的に認められる在留制度。


在留資格の表記

入国後は在留カード上「特定活動」と記載されます。


特定活動ビザ申請場所の一般原則

出発前に居住国の日本大使館・総領事館で査証(ビザ)を申請(国内変更の可否は国・個別事情により異なるため要確認)。


就労の範囲

風営法等に該当する特定の業種は従事不可。それ以外は、接客・販売・事務・製造など幅広い就労が可能(ただし付随的である点に留意)。


期間・年齢等

国・協定により差異があるため最新の公式情報で必ず確認。


✅ ポイント:雇用側は「就労が主目的ではない」前提を理解し、業務内容・勤務時間の設計に配慮する。

ワーキングホリデー(ワーホリ)の外国人を雇用する際の注意点(まずここを確認)


身元確認

在留カード(氏名・在留資格・在留期限)とパスポートの原本を確認し、パスポートに貼り付けてある指定書にワーキングホリデーと記載があるかをチェックする。
在留期限を確認し、いつまで雇用が可能かをチェックする。


労務管理の基本

雇用契約書と労働条件通知書は、日本語と必要に応じ)母国語またはやさしい日本語で記載する。
労働時間・休憩・休暇・割増賃金・36協定等は日本人と同一に適用される。
深夜労働・長時間労働・危険作業などは安全衛生も重視して管理を行う。

ワーキングホリデー(ワーホリ)の採用〜入社までの必要手続き


採用前

①身元・在留資格確認(在留カード/パスポート)
②禁止業種の確認と業務設計(職務記述書・配属先の適法性)
③雇用条件の提示(日本語+補助言語の説明)


入社前

①労働条件通知書の提示
②雇用契約書締結
③マイナンバー等の取得・保管(社内規程に従う)


入社後(初月〜)

①健康保険・厚生年金保険 資格取得届を提出
外国人雇用状況届出書を、翌月末日までに所轄のハローワークへ提出
③給与計算の準備:社員データ登録、給与設定


退職時

①健康保険・厚生年金保険 資格喪失届を提出
②退職時の給与計算
③退職時の源泉徴収票を発行
④健康保険証または資格確認書を回収
⑤退職日から健康保険は使えないこと、国民健康保険への切替が必要であることを案内する
外国人雇用状況届出書を、翌月末日までに所轄のハローワークへ提出

ワーキングホリデー(特定活動)から正社員採用する場合(就労ビザ切替の全体像)

ワーホリからの継続雇用・キャリア採用を見据える場合の“逆算ロードマップ”。国内で在留資格変更が可能か、いったん帰国して在留資格認定(COE)→入国かは、国籍・個別事情で結論が変わるため早期判断が重要です。


国籍により職務要件の適合性チェック

(例:技術・人文知識・国際業務 等の該当性/学歴・実務)


必要書類の準備

(会社:雇用理由の資料、本人:学位・職歴 等)


申請ルートの確認

・国内の在留資格変更許可申請(オーストラリア、カナダ、ドイツ、ニュージーランド、韓国)
・一度帰国 → 在留資格認定証明書(COE)交付 → 査証申請 → 入国 (上記の5ヶ国以外)


審査・結果


在留カード受領・就労開始


スケジュール逆算の目安

・在留期間満了3か月前から準備開始(社内・本人の必要書類を並行収集)